肩こり
肩こり
鍼灸院に来る患者さんで首こりを訴える方は本当に多いです。
パソコンやスマートフォンの普及により下を向く姿勢が増えたために首の筋肉が常に収縮し、血流が滞り痛みやだるさの原因となっています。
ひどい人だと頭痛、吐き気、めまい、眼精疲労、しびれまで出てきます。
首は重い頭を一日中支えているので、頭が正しい位置にないとどんどん筋肉が硬くなってしまいます。
首の筋肉は背中まで続いているので首と背中は一緒に治療をしていきます。
腕にしびれが出ている場合はそちらも一緒に治療します。
首に鍼をすると、普段頭痛があれば頭に、眼精疲労があれば眼に響きます。
普段痛いところに響けば確実にその痛みは軽くなっていきます。
重症の方ではこの響きが強すぎて耐えられない場合もありますので、その時は少しずつ鍼の本数を増やしていきます。
びひきは一番最初が一番強く感じ、筋肉がゆるんでくるとひびきも弱くなってきます。
毎回痛いわけではないのでご安心ください。
首の治療では、重症の方でも3回くらいの治療で効果を感じて頂けると思います。
ある程度の効果を感じて頂くには3~5回程度の治療が必要です。
肩こりと同様に鍼治療後には筋肉を硬くしてしまうような下を向き続ける習慣を時間を改める工夫が必要です。
お仕事でどうしても長時間パソコンを見続けなければいけない場合はパソコンの高さを調節し、さらに1時間仕事をしたら思い切って首、肩のストレッチ10分くらいして気分も身体もスッキリさせ仕事を再開させては如何かと思います。
いずれにしても普段の習慣が大切です。